沖縄に行きたいというP太の希望を、台湾旅行に変更し(同じような天候で、旅費が安いから)、2泊3日のツアーに行ってきました。
         私は15年ぶりくらいの再訪なのですが、あまり記憶にないので、初めて同然です。

         物価は日本に比べると、交通費は半額、飲食は7掛け、買物は同等くらいとのことなので、食べ物だけが目当ての「食べ歩きツアー」です!!



 3/17(土)午前  7:25 羽田発 → 同日10:20 松山空港着

 5時起床で羽田空港へ。フライトは4時間なので、あっという間に台湾到着です。
 松山空港で両替(市内でもレートは同等。日本のレートは×)してから、直結している
 MRT(都市鉄道)の駅へ。 [レート NT$1=3.7円

 窓口でPASMO的、悠遊カード(カード代 NT$100+チャージNT$200)を購入し、
 改札機でピッ! 駅構内もきれいで、システムも東京と変わりませんね。
 路線図も乗り換えも分かり易く、中心エリアは3-4駅内なので、移動に便利です。
 
 ホテルは、中心街の台北車駅に建つ「パレ・ド・シヌ・ホテル」
 大きな駅で、しぶちか的?地下街が広がっているので、最初だけ出口に迷いましたが、
 隣接のショッピングセンター「Qスクエア」に直結で、とても便利な立地でした。

 チェックインは15時からなので、フロントに荷物を預けて、1日目開始です。


 初日のランチは、みんな大好き♪小龍包「鼎泰豊」へ。
 土曜のお昼時11:30着となったので、行列は覚悟でしたが、とんでもない人だかり!!!!
 予約カードを受取り、90分後にまた戻ってくるようにとのことなので、周辺を散索。
 この辺りは、食の名店〜雑貨店が林立する街「唐青龍(カンチンロウ)」です。

 行きたいお店は、事前にGoogleマップで印をつけておいたので、スマホ片手に効率的に
 周りました。まずは、近くの通りから、お腹を落ち着かせるために軽食を。


 「天津葱狐餅」 (★★)
 5-6組の行列でしたが、あまり待ち時間はなし。
 
  ■蛋(卵)入り NT$30
    ネギを入れた小麦粉生地を鉄板で焼き、ヘラで空気を入れるようにかき混ぜて
    フワフワに。特性醤油ソースで、想像通りの優しい味でした。

 

続いて向かったのは、1963年に屋台から始まったボリューム満点の牛肉麺のお店。

 永康牛肉麺」 (★)
  牛肉麺とは日本のラーメン的なものらしく、どこにでもありました。ガイドブック〜ネットの
  口コミまで色々調べて、有名なこちらへ。長蛇の行列でしたが、回転は早く、案外すぐに
  入店できました。(あまり日本人客はいないみたい)

  台湾の飲食店は、メニューを見て、自分で伝票に数を記入するオーダー方式です。
 食べたのは、
  ■粉蒸排骨 NT$120
    サツマイモ・骨付き豚肉を蒸し上げたモチ米のご飯。
    びっくりするほどベチャベチャで、あまり味もしなーい(T_T) 何だか不思議な食べ物。

  ■紅焼半筋半肉麺 [小] NT$220
    牛肉と牛筋のハーフ&ハーフ。
    お肉の大きさには驚きましたが、麺柔らかめ、スープぬるめで、ただの醤油味?
    あまりコクも感じられず・・・、残念ながら私達の口には合いませんでした(^_^;)

 有名店でもこんなものかぁという思いのまま(笑)、周辺の雑貨店に寄りながら、
 永康街を南下していきます。

 「屋台(店名不明)」 (★★★)  NT$40
   途中、屋台でタピオカミルクティを買っている現地のお姉さんを真似して、注文。
   若干衛生面に不安ありですが、トゥルントゥルンのタピオカと優しい甘みが美味しい〜♪


 そろそろ13:00なので、「鼎泰豊」へ戻ってみましたが、入口の表示番号はまだまだ
 先なので、再び散索へ。
 永康公園は、市民の憩いの場のようです。
 狭い街なので、端まで徒歩15分くらい。この辺はもう「潮州街」になるのかな。
 お茶屋さんなどを覗きながら、アンティークショップへ。

 「錦安市場 昭和町文物市集」
   小さい店舗がたくさんありましたが、お休みでした。窓から覗いてみたところ、雑多な
   商品はガラクタっぽく見えたけど(>_<)、こういう中に価値ある掘り出し物があるのかも!?


 「蠹行文化聖合古書店」
   洗練されたキレイなアンティークショップを発見。
   古書や古い写真が主でしたが、アンティ―ク家具や小物も売られていました。


 永康街の喧騒から離れて、金華街の辺りまで南下してくると、静かな古い街並みに、
 お洒落なレストランやショップが点在していて、素敵な雰囲気です。

 「手天品社區食坊」 (★★★)
   主婦が手作りで始めたパンやお菓子が、口コミで評判となり、いまや人気店に。
   良質な天然素材のみで作られているお菓子ですが、私はシナモンクッキーが
   気に入りました。素朴な美味しさで、日持ちするので、お土産にも最適です。
   
 この辺りが「唐青龍」の終点なので、引き返すことに。途中で行列のジュース店を発見。
 「鼎泰豊」に行列していた人達も、皆これを手にしていたので、並んでみました。
 「唐青龍 KQtea」 (★★★)
   ■百果總匯冰茶 NT$50
    ファストフードのように注文しやすい写真&番号表示メニューから、ライチ・リンゴ・
    ナタデココmixを甘さ半分で注文。半分でも甘い!容量も多くて、美味しい〜♪
    蓋ではなくシールで封印するので、こぼれない点もGood!
 ジュースを持って14:00前に到着すると、予約番号が過ぎていたので、即入店できました。
 お店前の行列は相変わらず、スゴイ。

 
「鼎泰豊 (★★) 飲食計 NT$1000
   ■「豚肉の小龍包」10個と、「海老焼売」5個
     タレは黒酢でなく、卓上の酢3:醤油1を混ぜるとのこと。熱々かと思いきや、ヤケドしない
     適温で提供されました。早く食べないと冷めてしまい、後半は皮が乾いて少し固めに。
     15年前は美味しさに感動して、日本支店は味が違うと言い張っていた私ですが、
     今回は「普通」な印象?? 
個人的には、もっと皮が薄くて、お肉の出汁味が欲しいかも。
   ■追加注文した、「こしあん小龍包」と「チャーハン」は美味しかった(^o^)


 満腹になり、足もだいぶ疲れたので、MRTでホテルへ戻り、チェックイン。

 「パレ・ド・シヌ・ホテル」
   フリーツアーのホテルだったので、あまり期待していなかったのですが、広くてキレイで
   おしゃれな内装は、鏡やライティングも工夫されていて、とっても気に入りました。

 すぐに、故宮博物院へ出かける予定でしたが、早朝出発だったせいもあって、二人とも
 小一時間眠ってしまいました。

 お昼寝で疲れも癒えて、17:00頃に出発。
 MRTだと、博物院の最寄駅からさらに車で10分ほどですが、ホテル前の停留所から
 バスに乗って、15分で博物院の入口に到着〜。(バスも空いていました)


 国立故宮博物院 NT$350/人
   1階でロッカーに荷物を預け、チケットを購入して入場。
    土曜日は21時までですが、夕方は空いていて、全室ゆっくり観賞できました。
   中国歴代王朝の皇帝が収集したコレクション70万店以上が収蔵されています。
 故宮博物院といえば、この2点。
 15年前に見た時は、小さいし、白菜と角煮なんて!?と失礼にも失笑していましたが、
 今回よーく観察し、よくよく考えてみれば、やっぱり凄い!!
  ■翠玉白
    翡翠の自然な色を生かし、葉先にとまるキリギリスとイナゴまで彫刻するなんて(驚)
  ■肉形石
    自然に形成された三層の石を生かして加工する発想!! 脂身のテカリもまるで本物!


 以前は大混雑で、人の頭越しに覗いただけでしたが、今回はじっくり近くで観賞できた上に、
 写真撮影もOKになっていました(*^^)v
  ■毛公鼎
    青銅器の内側に刻まれた長い銘文がすごい
 
  ■象牙多層球
    50層が回転する象牙の球は、一切継ぎ目がなく、1本の象牙を外側から彫刻して作る
    超絶技巧(驚)。あまりに美しくため息。
 ビーズの部屋もありました。(こんな部屋があったとは! 全室見学できて良かったぁ)
 清の時代から、こんなに美しい天然石やとんぼ玉、ガラスのビーズ類を使った装飾品が 
 作られていたよう。
  [左] 菊座を被せたパーツ
  [中] パールと珊瑚のネックレス
  [右] 天然石で作られた、トンボのブローチ

 P太期待の「唐三彩」の展示室はお休みで残念でしたが、3フロアをたっぷり2時間以上
 楽しみ、夕食のレストランへ移動です。地下のサービスカウンターでタクシーが呼べ、
 行先も伝えてくれるので、楽でした。タクシー代 NT$220


 「欣葉(シンイエ)」本店 (★★)  飲食計 NT$1940
   チェーン店のようですが、基本の台湾料理を知りたければココとの情報を見たので、
   店舗HPで、日本から予約しておきました。
   地元客から観光客、団体ツアー客まで、満席。(予約しておいて良かった)

 メニュー豊富ですが、日本語表記なので大丈夫。

    
■欣葉滷肉
     名物「角煮」ですが、普通だったので、もっと珍しい物を頼めば良かった(笑)
   ■渡り蟹のおこわ、手打花枝丸(イカの揚げ団子)[写真なし]は、美味しかったです♪

 想像もつかない料理なので注文した、「しじみのニンニク醤油漬け」
 食べ慣れないせいか、生のしじみの食感がニュルッとして気持悪い(>_<)
 5個位までは美味しかったけれど、にんにく醤油の味が濃くて胸やけし、完食できず。

   ■杏仁豆腐
     これも欣葉名物でも珍しい味とのことで、注文。
     お餅のような食感です。これがポピュラーなのか、このお店特有なのか不明。
     最後はトゥルンとさっぱりしたいところ、ズッシリきました。(杏仁味はあまりせず・・)

   ■きなこ餅は、お店からのサービス。柔らかいお餅が美味しいです。

 食後は、お店の外で流しのタクシーを拾い、ホテルへ帰りました。タクシー代 NT$110

 初日の食べ物の感想は、正直「ジュースが一番美味しかった」(>_<)
 「唐青龍」街の雰囲気はとてもお気に入り♪
 旅行計画時には省略する予定だった「故宮博物院」も とっても楽しくて、充実した1日でした。
 (ツアーより、個人で夕方以降に行くのがお薦めかもしれません)

 かなり足が疲れたので、お風呂でゆっくりして、おやすみなさいzzz

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